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ジャンジャン・ピエール
フランス旅行を手がけて20年。私自身もいつも感じることですが、本当のフランスらしさは、パリから先にあります。
またまた、しばらくぶりです(^_^;)
体調の優れないまままバスに乗りリモージュから東へ約2時間のドライブで山あいの街オービュッソンに到着しました。
こんな田舎に国際タペストリー博物館が2年前にオープンしたというのですから、すごいことですよね。建物も立派です。
オービュッソンのタペストリー産業は16世紀から始まり、長きにわたってその名を知られてきました。
今では、職人さんも減り、産業としては廃れてきましたが、この良き伝統と文化を後世に伝えるためにこのような立派な博物館が作られました。
作業は基本的に全て手作業で行われます。無地の縦糸に染色した横糸を1本1本紡いでタペストリーを完成させます。
出来上がりが下のような作品、膨大な労力と時間がかかっています。見事としか言いようがありません、まさに芸術品ですね!
私の様子を見かねたのか、館内ガイドの方が途中から椅子を用意して下さり、私は椅子に腰掛けて案内を聞いておりましたが、益々体調は悪化しているような…
見学後は、市内のホテルの視察と昼食、この頃にはほとんど覚えておりません。昼食はパスして、ホテルのソファでへたりこんで降りました。帰りは約2時間、漸くベッドで休める-と思ったのに、何故か途中でリモージュ焼きのお店に…まさかの、参加者の一人(スーザン)が買い物をしたいと予定にないお店に立ち寄るように観光局のセリーヌに要求したと…もうどうでも良いです…
結局30分遅れでホテル到着。私は夕食もパスして、睡眠不足も溜まっていたのか、翌朝までひたすら眠り続けました(笑)
3月25日翌朝。少し気分も良くなり、朝食会場に降りると、スーザンが一人食事を取っていて、私に気を使って、「昨日はごめんね。そこまで具合が悪いと思っていなかったの。」と。
この日午前中は国立磁器博物館でした。リモージュ焼きの制作の工程や、世界(日本のものもありました)の磁器の展示など館内のガイドさんが詳しく説明してくれて、焼き物に少し興味を持ちました。france5の地元テレビ局が私たちの取材にやってきて、その日のニュースに取り上げられたようです。
博物館前のこのオブジェは日本人が制作されたということです。
お昼ご飯をいただくことには、体調も回復し、いよいよボルドーに戻ります。
次回は、ボルドーのワイン博物館、シテ・デュ・ヴァンです。