カオール

ミディ・ピレネー/フランス各地方の紹介

 

ミディ・ピレネー地方

モンペリエ プロヴァンスの西からスペイン国境にあるピレネー山脈の北側に広がる一帯。
北は、フォワグラやトリュフなどの高級食材の産地ぺリゴールから南は、キリスト教の聖地ルルド、東はローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガールまで広大な土地に趣のある街や村が点在する。
中心都市はトゥールーズ。トゥールーズは赤土のレンガの街並みから「バラ色の町」と呼ばれ、エアバス社の本社がある航空宇宙産業都市。世界遺産ミディ運河は、トゥールーズを起点とし地中海を全長240キロで結んでいる。


<モデルプラン>個人旅行で楽しむオクシタニー①(シャトーホテル、オーヴェルジュ滞在)

<モデルプラン>個人旅行で楽しむオクシタニー②(モンペリエ、コリウール、カルカッソンヌ)  

都市と観光地の紹介

トゥールーズ <トゥールーズ>
フランスで6番目の大都市。エアバスの本社があるなど航空宇宙産業の拠点であり、また1229年創設のトゥールーズ大学を中心に7万人以上の学生を擁す学問・研究都市の顔を持つ。旧市街にはガロンヌ川で採れるピンク色の粘土から作った赤レンガの街並みが軒を連ねることから、「バラ色の街」と呼ばれている。現在は美術館として利用されているアセザ館など瀟洒な邸宅も多い。  

アルビ <アルビ>
美しい街並みは世界遺産にも登録されている、この地方を代表する観光都市。
ムーランルージュの絵画やポスターでもお馴染みの、フランスを代表する芸術家”トゥールーズ=ロートレック”の故郷。
ロートレック美術館もある。  

サンシルラポピー <サン・シル・ラポピー>
《フランス最も美しい村》の一つ。
人口180人ほどのこの小さな村は、2012年「フランス人が選ぶ好きな村」の第1位に選ばれました。
展望台から見下ろすロット川の渓谷風景も素晴らしい。  

コルド・シュル・シエル <コルド・シュル・シエル>
「天空の街」、「空に浮かぶ街」と言われるコルド・シュル・シエル。春や秋の早朝、雲海から頭を出すコルド・シュル・シエル(天空のコルド)が見られるかもしれません。
13世紀の終わりからは皮革産業が栄え、財を成した商人が豪華な館を建てました。今でも「大鷹匠の家」、「狩猟長の家」などを見ることができる。  

コンク <コンク>
《フランス最も美しい村》のひとつで、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の中でも主要な場所のひとつ。
見どころは、「最後の審判」を描いたタンパンで有名なサント・フォワ修道院教会や、教会の隣の宝物館にある、聖女フォワの聖遺骨を納めた黄金の聖女像。
 

ロカマドール <ロカマドール>
アルズー渓谷の切り立った断崖にへばりつくように作られた村。キリスト教巡礼地の一つで、フランス屈指の観光地。12世紀、隠遁者(アマドゥール)の遺体が腐敗されていない状態で発見された奇跡を受けて、代々のフランス国王初め多くの人が訪れるようになった。
谷の反対側からは村全体を見ることができる。
近くにはドルドーニュ渓谷とパディラック鍾乳洞がある。  

ルルド <ルルド>
ピレネー山脈の麓にある小さな町。聖母マリアが現れ、いくつもの奇跡が起きたことで世界に有名なキリスト教の聖地。
人口15,000人ほどのこの町に、世界中から年間500万人もの人々が訪れる。  

トゥールーズ <カルカッソンヌ>
カルカッソンヌのシテ(旧市街)古くはガリア時代から要塞化され、現在の形のシテとなったのは13世紀ごろといわれており、今も尚完全な城壁が残る美しい要塞都市です。
とりわけ、夜にライトアップされたシテの風景は幻想的で多くの観光客を魅了し続けています。  

アルビ <モンペリエ>
ラングドック・ルシヨン地方の中心都市。フランスで8番目に大きな都市であるモンペリエは、活気溢れる歴史地区と、世界的に有名な歴史遺産に恵まれた街です。
古くから大学都市としても知られ、文化、科学、芸術の交流の地ともなっています。
街の見どころはファーブル美術館。ヨーロッパで最も美しい美術館の一つといわれ、15~20世紀の作品を所蔵しているが、特に近代フランスの作品に観るべきものが多い。   

サンシルラポピー <サン・ギエム・デ・セール>
「フランスの最も美しい村」に登録されている、険しい渓谷の奥深くにある村。サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼街道沿いにあるアベイ・ドゥ・ジェロヌ教会はロマネスク芸術の至宝と呼ばれている。正義レムが9世紀に設立したあ修道院の後に建てられた教会で、巡礼路沿いにある教会のひとつとしてユネスコの世界遺産に登録されています。  

コルド・シュル・シエル <ポン・デュ・ガール>
およそ2000年前ローマ時代に作られた水道橋。3層から成るこの橋は、ユゼスの水源からニームへ約50kmの導水路として建築され、600年以上に渡って飲料水が運ばれていました。
1985年ユネスコの世界遺産に登録されました。   

コンク <コリウール>
スペイン国境に近い港町コリウール。マチスやピカソ、藤田嗣治も滞在しその町の美しさの虜になったという。今も街中のレストラン「タンプリエ」にはその当時の画家たちの多くの絵が残されています。
コリウールはワインの産地でもあり、港町ですから新鮮なシーフードも楽しめます。わざわざ訪れる価値のあるところです。
 

ロカマドール <ペルピニャン>
フランス南部スペイン国境に近いペルピニャンは、17世紀までスペインのカタルーニャ地方に属していました。どこかスペインの風薫るこの街は、現在は、ルシヨン地方の中心都市として栄えています。
プロヴァンス地方やミディピレネー地方から列車でバルセロナへ向かう旅は魅力的だと思いますので、その際にはペルピニャンも忘れずに訪問してみてください。  

オクシタニーのお勧めホテル 

グランドホテル・オペラ Grand Hotel de l'Opera

グランドホテル・ド・オペラ 31000 Toulouse
所在地/トゥールーズ

トゥールーズの中心、キャピトール広場に面して建つ、17世紀のもと修道院を改築したホテル。
トゥールーズでの観光はもちろん、ミディーピレネーの滞在拠点として利用できます。

シャトー・ド・メルキュエス Chateau de Mercues

シャトー・ド・メルキュエス 46090 Mercues
所在地/カオール

このシャトーは1000年以上に渡って、カオール司教の夏の住まいとして利用されていたもので、カオールの郊外、ブドウ畑や谷を見下ろす丘の上にあります。シャトーはワインシャトーとしてもこの地域では大変有名で、黒いワインとして知られる「カオールワイン」が醸造・熟成されています。カオール、ロカマドール、サン・シル・ラ・ポピーなどへの観光の拠点としてご利用いただけます。

シャトー・ド・サレット Chateau de Salettes

シャトードサレット 81140 Cahuzac-sur-Vere
所在地/ガイアック近郊

ガイアックのワイン畑の真ん中に建つオーベルジュ。レストランはミシュラン1つ星を獲得しています。
コルド・シュル・シエルまで15分、アルビまでも30分という立地で、観光拠点として利用できます。

ホテル・サント・フォワ Hotel Sainte Foy

ド・ラ・シテ 12320 Conque
所在地/コンク

コンクの村内に位置する趣のあるホテル。
夏季(5月~10月10日)のみの営業。

ド・ラ・シテ Hotel de la Cite

オステルリー・ド・プレザンス Place Auguste Pierre Pont 11000 Carcassonne
所在地/カルカッソンヌカルカッソンヌの城塞の中にあるデラックスホテル。重厚な石造りの建物に赤い日除けが目印。館内にはアンティークの家具、ゴシック調の窓、壁画、ウッドパネルのタペストリーなど中世の香りが残る。客室の内装はすべて異なり、優雅な雰囲気。夜の闇に照らされるシテの夜景は、まさに幻想的。

ドンジョン Best Western Le Donjon Les Remparts

マス・ド・ラ・フォイユ 2 rue du Comte Roger 11000 Carcassonne
所在地/カルカッソンヌカルカッソンヌの城塞(シテ)内中心部にある、リーズナブルなホテル。中世の古い建物を利用しているホテルの雰囲気はなかなかのもの。

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