フランス情報とフランス旅行記

  • ジャンジャン・ピエール
    フランス旅行を手がけて20年。私自身もいつも感じることですが、本当のフランスらしさは、パリから先にあります。

  • 画像
 

 プロヴァンス2017① 2017.12.20 Wed.

【プロヴァンスは秋模様】10月20日
モナコを出発し、プロヴァンスへ。
この日は秋のムスティエ・サント・マリーを観光しました。モナコからグラースを通りナポレオン街道へ。
コートダジュールの賑やかな雰囲気は一変し秋の山の風景へ。途中カステラーヌという小さな山間の町で休憩。

ここから先は、ヴェルドン渓谷に入っていきます。日本なら気候的にも紅葉シーズンですが、このあたりには赤く色ずく広葉樹がないため黄葉している樹木が散見されます。それでも周りの石灰岩質の山とのコントラストは美しかったです。

渓谷を抜け視界が開けた先には、サン・クロワ湖!三日月型の美しい湖で夏はバカンスの人たちで賑わいます。

ムスティエ・サント・マリーMoustiers-Sainte-Marieはコートダジュールとプロヴァンスの丁度真ん中あたりの山間に位置していて、「フランスの最も美しい村」にも加盟している、静かで美しい村です。10月末のこの時期は観光客も少なく普段にも増してひっそりとしており、レストランも半分以上閉まっていましたが、何とか空席を見つけてまずはお昼ご飯。
こちらの地ビールをいただきました。味は少し甘いベルギーのホワイトビールみたいな…

昼食後は少し村を散策、この街はムスティエ焼きという陶器で有名です。村の背後に尖った山が2つあるのですが、この間に大きな星型のオブジェ?がぶら下がっています。(下の写真では見えませんが)
これには伝説があり、その昔十字軍の遠征に参加したこの村出身の兵士が遠征先で捕虜になった際に「もし無事に故郷に戻れたら故郷の村に星を飾る」と誓いを立てたそう。その兵士は無事に帰還できたのでそれ以降、この村にはこの星の飾りがお守りとして飾ってあるとううことです。
実物は人の丈ほどある大きな星なのですが、かなり高いところに飾ってあるので肉眼で見ても米粒のようにしか見えません。是非、現地を訪れてご覧下さい。

村を散策したあとは、夏場にはラベンダーで埋め尽くされるヴァランソル高原を下ってマノスクの「ロクシタン」の工場へ。30分ほど工場見学。担当者によると、今や日本でもお馴染みのロクシタンの全製品は未だにこのマノスクの工場でのみ生産されていて世界中に出荷されているのだそう。又、新製品は?とたずねるとルミエールLUMIEREという写真右の商品は未発売だと教えてくれました。

ここでは、ロクシタンの商品を市場価格の10%引きで購入可能です。日本の価格から考えるとかなり割安ですが、車がないとここには来れません(残念)でもエクサンプロヴァンスからなら30分ほどですので、ラベンダーの時期に(そうでなくても)、ムスティエ・サント・マリー、ヴァランソル高原とあわせて日帰りでプランを組めば十分お楽しみいただけると思います。その際はデコラージュにお問い合わせください!!

さて、本日の観光はここまで、マルセイユまで最後のドライブ。この日は金曜日ということもあり、マルセイユのホテルまで1時間の予定が2時間近くかかってしまいました。

ホテルでチェックインをする頃にはもうすっかり日が暮れていました。今日の晩御飯は、久々の日本食です。1年ほど前に大阪のフランスのイベントで来日していた、マルセイユのこのお店の日本人シェフ・上村一平さんに出会い、機会があればぜひと思っていたところに今回の旅行。それなら是非と同行のお客様と一緒にお店に。こちらのお店は、ミシュランガイドにも紹介されるお店で味は大変良かったです。ただ、サービススタッフが新人で慣れておらず全く日本食を理解していないのか、見ていてヤキモキしてしまいました。場所はマルセイユの旧港から離れているので、お客さんはほとんど現地の人のようです。又サッカースタジアムに近いので時々某日本人選手も来店するのか、シェフのFACEBOOKでは紹介されていました。ご興味のあるかたは、是非マルセイユ滞在時に行ってみてください!
www.tabinoyume.com/

次回はマルセイユから…

 コートダジュール③ 2017.12.19 Tue.

【美しい鷲巣村・エズ】
鷲巣村エズ。コートダジュールやプロヴァンスに点在する鷲巣村の中で、きっと最も有名なのがこのエズでしょう。ニースとモナコのちょうど中間というその立地もさる事ながら、村自体の美しさや、村からのコートダジュールの景色など、他の鷲巣村よりも抜きん出ているとも言わざるを得ません。

村は、海抜400メートルを超える断崖絶壁の上にあり、外から眺めるのも素晴らしいです。村の中には、5ツ星ホテルが2件あり、冬場以外は多くの観光客で賑わっています。今回は、エズで思わぬことが二つありました。一つ目は、ちょうど偶然に、前夜ホテルのバーでお客様と話題にしていた「そのもの」に出会ったことです。ご自身の車のミニチュア車庫を眺めながらお酒を飲むとが本当に幸せだとおっしゃていた、まさにそのミニチュア車庫を販売しているお店がエズ村の入口にありました!!本当にまさかですよね!
http://lavoute-eze.fr/portfolio_page/garages-miniatures/

2つ目は、村を散策していて、「この指は面白いね~」といってお客様が購入された日時計指輪と同じものを、あのディカプリオがその店で購入していたということです。これも偶然選ばれたものと同じ指輪をはめているディカプリオの写真を見せてもらいましたので間違いありません。まぁ、こちらは偶然ですけど購入者が有名人だったという話ですが…。それ以外にもお気に入りのお店があったようで、エズに縁をお感じになったお客様が「よし、来年はここに泊まろう!」とエズへの再訪を誓われました。

モナコに戻り、最後のモナコのディナーは、3ツ星レストラン「ルイXV」でいただきました。今このレストランがあるホテル・ド・パリは大改装中で、「ルイXV」も元あったクラッシクなサロンではなく、

リニューアル済みのホテルの一角で営業中です。やはりあのクラッシックな雰囲気の方が…。

お食事はこのようにクラッシクなフレンチといった感じでした。左はスズキ、右はホロホロ鳥だったと思いますが大変美味しかったことくらいしか記憶にございません。

こうしてモナコ最後の夜は更けて行きました(笑)

次回は、プロヴァンスへ!

 

ページトップへ戻る