フランス情報とフランス旅行記 2015年8月

  • ジャンジャン・ピエール
    フランス旅行を手がけて20年。私自身もいつも感じることですが、本当のフランスらしさは、パリから先にあります。

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 バストロノーム!?  2015.08.26 Wed

プロヴァンから帰って(車でホテルまで送ってもらって)、急いで着替えて、
次のアポイントのあるバスティーユに地下鉄で向かいました。駅を降りてから小走りで何とか約束の時間に滑り込み~
待っていたフランス人の男性にさっそく部屋を見せてもらうことに。
「まだすべて改装が済んでないんだけど~。」
(うん、うん。スペースも十分だし使えそうな感じ)

息子が使ってたんだけど、もう住まないので日本の方に貸し出そうかと~」
(いいんじゃないでしょうか。)

と一通り見学を終えた後に、どのくらいの料金を考えておられますか?と尋ねると・・・
「(1週間でこのくらいならと紙に書いて・・・)あとはそちらで上手くやってもらえれば~」
(え~っ。考えていた料金より5割くらい高い!)
もう少し安くならないのか尋ねると・・・
「(しばらく考えて)これ以上は無理ですね。貴方にお願いするかAIR BnBに登録しようかと思って。
 私は素人なので、こちらは部屋を改装したら後のことはすべて貴方にお願いしたい!面倒なことはしたくない!(きっぱり)」
(え~っ。それでその料金はいくらなんでも高すぎる・・・)
私「紹介してくれた人にも相談して決めるので、少し考えさせてください。」
とその場を後にしました。
が、今弊社で扱っている同条件の物件よりかなり割高な料金ではちょっと難しいと判断し、いったん断りました。

アパルトマンを出ると、今度は凱旋門に向けて、地下鉄に飛び乗り、何とか時間通り約束の集合場所に到着!
バストロノーム(BUSTRONOME)と側面に大きく書いたバスが停まっていました。

説明を聞いているときには、セーヌ川ディナークルーズの地上版というイメージでした。
レストランとして使用する2階の天井の半分がガラス張りで景色も見やすく雰囲気は悪くありませんし、日本語のオーディオガイド付き、グラスが倒れないようにグラスホルダーもセットされています。
しばらくして、シャンパンが注がれ、バスも出発しました。
夕食は2時間半のコースですが、このバスすごくゆっくり走るんですよ。大体時速10キロくらいでしょうか。
確かにこれなら車内でもそれほど揺れないので、食事もしやすい。でも、これってバスレーンを通行しているのですが、他のバスの邪魔にならないのか?と疑問に思ってしまうほどのんびりです。

食事もコースでデザートまで6品出されます。味は、さすがに「トレビア~ン!」とまでは行きませんが・・・「ボン!」で。
メニューは選択できないのですが、飲み物は込の料金と別の料金が設定されています。

1階は厨房になっていて簡単な調理は可能です。
最後はお約束のエッフェル塔!ここで10分ほどストップして、出発した凱旋門横に戻りました。

さてさて、肝心の感想ですが、
私としては、やはり「ボン!」でしょうか。セーヌ川ディナークルーズと比べてはいけません。
これはコレ!として考えるならユニークな企画だと思いますし、ディナークルーズもムーランルージュももう行った
というリピーターなら良いと思います。
ただ、夜ではなく車窓観光かねてランチの方が良いかもしれないですね。38席あって貸し切りも可能ということなので、
グループでワイワイとランチを楽しむのがいいかも

是非乗ってみたい!という方は弊社までお申し付け下さい。

 

 世界遺産プロヴァン 2015.08.24.Mon

朝夕の風が少し涼しく感じられるようになりました。
パリは、猛暑の初夏から一変して、ここ最近は寒い日も多いとか。

今回は世界遺産・プロヴァンの行った時の事を少しご報告!
プロヴァンはパリから南西に90キロほどにあり、2001年に世界遺産に登録された中世の街です。
12~13世紀ごろには、交通の要衝としてこのあたり一帯では一番栄えた街でした。
ランデヴーでもプロヴァンの観光局の担当者とのミーティングで、情報も得ていましたし、「百聞は一見にしかず」と張り切ってプロヴァンを目指すことにしました。
ただ、前日寝たのが深夜1:30で疲れもたまっていたので、朝起きられず、ホテルを出たのが9:30過ぎでした。
加えて、プロヴァンに向かったこの日はパリでも朝から曇っていて時折雨がパラついているというバッドコンディジョン

プロヴァンへは、パリ東駅から列車で約1時間半。結構遠い。車両は新しく快適でしたが車内はガラガラ。

プロヴァン駅に12:00過ぎに降りても人影はまばら。
とりあえず標識にしたがって町の中心を目指します。

雨が降る中、途中から急な坂道を登って駅から約20分、やっとの思いでたどり着いた広場にも誰一人いない!
ただ、地図で見るとここが旧市街の中心広場、シャテル広場のようでした。
考えてみるとシーズン前の雨の平日ならこんなものなのでしょうね。
セザールの塔に上ろうと思っていましたが、雨も強く降るし寒いので断念。

13:00に弊社の提携している日本人ドライバーさんがプロヴァンまで来てくれるというので、一緒に昼食へ。
アジア風カレー味のソースがかかったチキンでしたが、結構いけました。

午後は14:30に中世時代ショーがあると聞いていたので、せめてそれを見てからパリに戻ろうと思っていましたが、結局雨で中止。
シャテル広場脇にあるホテルを視察して車で市内を一通り見た後、パリに車でそのまま戻ることにしました。
この日もパリでは夕方17:30にフランス人が日本人向けにアパルトマンを貸し出したいということでアポイントがあるので、あまりゆっくりもしていられません。結局今回のプロヴァン訪問は中途半端になってしまいました。

ホテル・オー・ヴュー・ランパール

通常の客室以外に家族で泊まれる離れもある

離れのメゾネット

プロヴァンは、街自体が中世の遺産という魅力的な街ではあるのですが、予算の関係もあってか歴史的建造物の修復が進まず
公開されてないところもありますし、観光客に対する対応やアピールなどもまだまだです。
又、もっと天気の良いときに一日ゆっくりと来たいものです。

それでは次回こそはバストロノミーのお話を。

 

 ランデヴー・アン・フランス2015⑪ 2015.08.14 Fri

猛暑の折、皆様いかがお過ごしでしょうか?
猛暑と言えば、今年のヨーロッパも相当なものです。
パリでは、6月末から10日間ほど40℃近い日が続きましたし、南仏も暑くてラヴェンダーの収穫も例年より2週間くらい早かったようです。又、私は先週ドイツ・チェコに行っていましたが、こちらも連日38℃とこのあたりでは考えられないくらいの暑さでした

さて、ランデヴー・アン・フランスは最終日。
この日は忙しかったです!!
パリのプルマン・モンパルナスはこの日までしか使えないため、他のホテルに移動しなければならなかったので、
朝から荷物の整理をして、8:00にバスで会場に。
アポイントの合間を縫って、モンパルナスから7区エコール・ミリテールのホテルに移動しました。
このホテルは、今回の出展者のホテルでもあるので、視察を兼ねての宿泊です。

Hotel le Walt

部屋からは少しだけエッフェル塔が…

パリが初めてという方より、何度かパリに行ったことがあるという方にお勧めしたいホテルです。
エコール・ミリテールの駅を出てすぐにあるこのホテル・ウォルト。すぐ目の前にスーパーマーケットもありますし、ビストロやカフェもたくさんあります。7区のこのあたりは治安も大変良いです。料金もオペラやサンジェルマンあたりに比べると若干お得です。

まぁそれは良いとして、荷物を部屋に投げ入れるやいなや、ワークショップ会場に戻り残りにのアポイントをこなして、
夕方はギャラリーラファイエットのカフェでのレセプション。

それが20:00に終わると、ムーリスに移動し、「シャトー&ホテル コレクション」のレセプションに参加。

5ツ星パラスホテル、ムーリスのバンケットルームで

シャンパンはアラン・デュカス

ムーリスは任意参加だったのですが、やっぱり行っとかないと(笑)
結局このレセプションが21:30頃に終了し、よく考えるとほとんど何も食べずに飲んでばかり。
ここはやっぱり韓国料理!
ということで、いつものピラミッドにあるKook Il Kwan!
お酒の後の冷麺は最高です!!

ワイワイと数名で楽しく過ごし、ホテルに帰ったのが日付も変わる12:00頃。
何かノンストップの一日でした! って、最後の方は飲んで食べてるだけやん!?

次回は、翌日視察に行ったプロヴァンとバストロノミーのお話です。

 

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