フランス情報とフランス旅行記 2015年6月

  • ジャンジャン・ピエール
    フランス旅行を手がけて20年。私自身もいつも感じることですが、本当のフランスらしさは、パリから先にあります。

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 ランデヴー・アン・フランス2015⑨  2015.06.30 Tue

残念ながら今日も雨。
3月末のブルゴーニュの田舎の朝は静かです。

ゆっくりと食事をとって、本来の予定は09:00出発でしたが、昨晩の帰りが遅すぎて、ドライバーさんの就業規定により、
09:30スタートです。タコメーターでしっかり管理されているので違反はできませんし、もちろんドライバーさんの体調管理も重要です。

今日は、午前中、フォントネー修道院(世界遺産)を訪問して、パリに移動です。
TGVの停車するモンバールの駅から車で約15分。贅沢な暮らしぶりであったクリュニー修道会に反発して1098年に発足したシトー会派の最古の修道院。山間にあるこの修道院を訪れてみて、当時の暮らしぶりが想像できました。本当に時が止まったかのよううな空間です。

フォントネー修道院見学後、モンバール駅近くのレストランで昼食を取り、モンバール駅へ。
この時には雨は上がっていたので良かったのですが、田舎の駅にはエスカレーターもエレベーターもない!!!
しかも、パリ行のTGV反対側のホームに着くので地下の連絡通路と階段を使って荷物を運ばないといけない!
女性にはかなり大変な作業なので、当然私たち男性はフル回転でスーツケースを運ぶ。運ぶ。運ぶ。

「終わった!」額は汗びっしょりになって、ようやく少し休憩。列車到着まであと15分。
でも、何か様子が変?ホームの電光表示には我々が乗るはずの列車の表示はない!!!

「もしや!?」と思ったら、案の定、今日は少し遅れていたことも影響したのか違うホームに着くらしい。
その違うホームは改札から入ってすぐのホーム。
「なんじゃ、そりゃ!?」
スーツケースを運ぶ。運ぶ。運ぶ。運ぶ。。。
やっと終わったー!

その時、私たちのグループの一人の女性が地下通路とは反対側のホームの端を見てポツリ。
「あっちからなら線路を渡れたんじゃない?」
「えーーーーー!!」

良くある話です

モンバールからパリまでは1時間強、アッという間にパリに着きました。
パリでは、国ごとにホテルもわかれるので、私たちのグループも解散です。
バス乗り場は同じなので、そこに向かって歩いていると、アメリカから参加のトーマ(フランス人)がスタンドの前で立ち止まっている。さっきご飯食べたばっかりなのに、もうお腹がすいたのかと、その場は手を振って先にバスへと向かいました。
しばらくすると、アメリカ人のクリスタルがバスにやってきて(ホテルは違うけど同じバスで順に送るようです)、運転手さんに
「トーマがまだ来ないの。彼TGVの中かどこかに財布を置き忘れたらしいの。今探してるからちょっと待ってあげて!」

「えーーーーー!!」

これは、アカンでしょ

バスは他のグループの人たちも乗っていたのでこれ以上待てないということで出発しました。
翌日、トーマにあったので、聞いてみると、奇跡的に見つかったようです。「凄い。。。」

話は前後しますが、バスに乗ること1時間、16:00頃にやっと、我々日本人の宿泊ホテル、プルマン・モンパルナスに到着しました。
本日は18:00再集合で、リドでの夕食です。
さてどうなることやら。
この続きは次回に。

 

 ランデヴー・アン・フランス⑧ 2015.06.24 Wed

暫く間が空いてしまいました。

今晩は、ブルゴーニュの至宝とも呼ばれた”ベルナール・ロワゾ―”さんのお店「ル・ルレ・ベルナール・ロワゾ―」でのディナーです。
ベルナール・ロワゾー氏は『クィジーヌ・ア・ロー(水の料理)』という、こってりとしたバターやクリームを使わずにソースを作り、素材の良さを生かしたこの料理でミシュラン3ツ星を1991年に獲得しました。これには賛否両論あり、現在はバターも使用しています。
彼は2003年に不幸な事故で亡くなりましたが、奥様がその遺志を継いで、現在も同じ場所で営業し、今も3ツ星を維持し続けています。

宿泊ホテルからバスで約30分雨の中の移動でしたが、私自身、食べることは好きですが、グルメではないので、味の違いが分かるのかと期待と不安でこのディナーを迎えました。
本日のメニューは、前菜がホタテ貝、魚料理がサン・ピエール(マトウ鯛)、肉料理が鴨のフィレ肉、チーズ、デザートというコースでした。

味に特別敏感でない私には、やはり細かいレポートはできませんが、見た目はどの品もそれほどの驚きはなくシンプルです。彼の料理は、素材を生かすことが重要なので当然と言えば当然です。
味はというと、とてもそれぞれに美味しかったのですが、個人的には、メインの魚料理が一番良かったです。サン・ピエールの絶妙な焼き加減と付け合せのアワビとマテ貝は食感も味もしばらく残っていました。
今は忘れましたが・・・(笑)

デイナーの方は、会話も弾み、ワインもいただいて大満足!
ちなみにワインは、クレマン・ド・ブルゴーニュ(スパークリング)、シャブリ(白)、ポマール(赤)というラインナップでした。
最後は、プライベート・バンケットでしたので、記念写真もパチリ
マサカとは思いましたが、S氏はココでも最後の方は寝ていました

20:30からのディナーでしたが、終了したのは24:00。ホテルまでバスで30分、帰りのバスの中では、皆寝るのかと思ったら、テンション上がって皆大騒ぎ!陽気なラテン系の方たちは、しゃべるしゃべる。
もちろんS氏は熟睡です・・・

さて、明日はブルゴーニュツアーも最終日。どうなることでしょう。
この続きは次回に。

 

 ランデヴー・アン・フランス⑦ 2015.06.05Fri

午後は、バージの見学です。
バージとは運河や河川を航行する底の平たい船のことを呼びます。
フランスにはブルゴーニュを始めシャンパーニュ、アルザス、ミディピレネー地方などに運河があり、
その運河クルーズも大変人気です。シーズン前の停泊しているバージを見学させてもらいました。

船の大きさはいろいろですが、定員10名前後の船が一般的です。
船は時速数キロとゆっくり航行しますので、昼間はは船から降りてサイクリングをしたり観光に出かけたり、
船上でゆっくりと読書を楽しんだりと、思い思いに過ごせます。食事は本格的なフランス料理をお楽しみいただけます。
1週間ほどかけてゆっくりとブルゴーニュの運河を巡るのも楽しいものですよ。きっと

船室はこのような感じです。

このバージクルーズは日本人にはまだまだ知られていませんが、これからの新しい観光として注目です。

今回の参加者のアメリカ人のクリスタルは、バージクルーズの専門会社のオーナーでした
http://www.bargeconnection.com/

夕方、ホテルに向かいます。
今日の宿泊は、ディジョンから北東に車で30分ほどのシャイイ・シュル・アマンソンにあるシャトーホテル「シャトー・ド・シャイイ」です。このホテルのオーナーは何と日本人です

ホテルは、お部屋もバスルームも快適でした。

アメニティはエルメスです。
このホテルは、ゴルフ場を併設していて、ホテルの担当者に「少し回ってみる?」と聞かれましたが、雨が降っているし、今日のディナーの準備もしたいのでお断りしました。もちろん全員です

この日のディナーは、ブルゴーニュで最も有名なレストラン「ベルナール・ロワゾー」です。
さて、どんな食事ができるのでしょうか。
この続きは次回に。

 

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