フランス情報とフランス旅行記 2017年5月

  • ジャンジャン・ピエール
    フランス旅行を手がけて20年。私自身もいつも感じることですが、本当のフランスらしさは、パリから先にあります。

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 ランデヴー・アン・フランス2017④ 2017.05.17 Wed.

<ピレネーで入浴!?>

バスで、しばらく走ると雪景色が広がってきました。3月もそろそろ終わりですが、新たに雪が降ったようで、リオ在住のブラジル人からは思わず歓声が!

峠を超えてしばらくするとMontという村でバスがストップ。そこにフランス人2人が待っていました。バスに乗りこみそのうちの一人が挨拶。「オート・ピレネー観光局のアナです…。」あっ!ついにアナに会えた!(あっそうか、オートピレネーのアナね)実は彼女を知っていたんです、以前に何度か会ってましたし、日本にも来られてましたから。もう1名はガイドのセシルさん。2名を加えてモン村の観光、この時から雪混じりの雨がパラパラと降り始め、一同「寒~い」。ピレネーの山間の人口50人の村を散策。ロマネスク教会の内部は美しい装飾がされていました。

村を出て向かったのは湖の近くの温泉施設【バルネアBalnea】。日本風呂という名のお風呂が存在するという、何とも日本人にとってはこの寒~い日にはありがたいところなんです。早速、施設の担当者の案内で、館内の見学をすることに。その時、日本のA TOUT FRANCEで働くフランス人Eさんが「橋本さん、温泉入りたいでしょ?」と聞いてきました。私は、まさか一人で皆を待たせて入るわけにもいかないので、「いえいえ、いいですよ。」と遠慮しました。

そして一同で、館内見学へ。この施設は温泉といっても温水プールに近い雰囲気で33℃から39℃のプールに分かれています。ちなみに日本風呂は39℃で屋外にありますが、日本人には少しぬるく感じられます。日本の露天風呂は42℃位だそうです。30分ほどの見学を終えて、出発しようと思ったその時、又Eさんが「橋本さん、ホントは温泉入りたいでしょ!?」と聞いてきました。私は又「いえいえ。」と答えたのですが、この時は既に数名が入りたいという事を確認し、話が決まった上で聞いていたようで、「入らない人はアナとお茶も飲んで待っていてください。」とガイドさんがアナウンス。私の本音はもちろん入りたかったので、慌てて「それなら私も入ります!!!」

結局10名のうち6名+ガイドさんが水着を借りて、入浴♨1時間ほど、サウナや日本風呂などでを楽しみました。レンタルの水着の履き心地はイマイチでしたが、寒い日の温泉は何とも言えず、又一緒にお風呂に入ったことで、少し参加者との距離が縮まったかなぁと感じました。Eさんは、結局自分が入りたかったので、個々に聞いて回っていたようでした。(日本人の建前は海外では通用しませんのでご注意を!)

温泉でぬくもった後は、ホテルへ。ホテルに到着時には周りはすっかり暗くなっていました。ホテルはSaint-Laryという街の【メルキュール】ですが、ここはスキーリゾートの雰囲気でお部屋も広くて綺麗でバルコニー付き。このホテルにも温泉施設がありました。

夕食前のアペリティフに出された、黒豚の燻製肉、大変美味でした。地ビールも頂き、今夜こそはゆっくりと眠れるでしょうか。明日はいよいよ【ピック・デュ・ミディ】の観光です!


  

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