フランス情報とフランス旅行記 2016年5月

  • ジャンジャン・ピエール
    フランス旅行を手がけて20年。私自身もいつも感じることですが、本当のフランスらしさは、パリから先にあります。

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 ランデヴー・アン・フランス2016⑥ 2016.05.27 Fri

今日はモンペリエへの移動日。 サルラからモンペリエまでは、約5時間と聞いていました。 高速道路を通って、カオール、トゥールーズ、カルカッソンヌを行くルートが時間的に最短コースなので、そちらを行くのだろうと思っていると、カオールの手前から一般道に降りて、フィジャック、マルシアック、ロデーズのルートを通りました。実はこのルート、2年前にミヨーからカオールに向けて通ったルートとほぼ同じの逆行きでした。 ・・・という事は2年前通れなかったミヨー大橋を通るのかと、少し嬉しい気持ちで期待していると、 案の定、ランチ休憩前にミヨー大橋を通過。 ※2年前にミヨー大橋を通過しなかった回のブログはこちら!  
通過したと思ったら、すぐに高速を降りたので、ここでランチか!?と思いきや又元来た方向に逆戻り。2回目のミヨー大橋を通過したところでランチ休憩! 結局、ドライバーさんが道を間違えて、橋の手前で降りるところを通過してしまったということで、私は2年前に果たせなかったミヨー大橋の通行を一気に3回もすることができたというお話です。
 

昼食は、ミヨー橋の袂にある、この辺りの観光局内でのクレープランチ。 ここのランチ場所では、他の複数のグループとも一緒になりました。 ただ、この注文が結構大変で、自分で好きなクレープを選んで名前をスタッフに伝えて伝票に書いてもらい、出来上がったら名前が呼ばれるという何とも面倒な方式なのですが、皆外国人のためロシア人やら中国人やら日本人やらの名前がスタッフの若い女の子にはわかりづらく、苛立った様子。数字にすれば良いのに・・・。 何人ものわけのわからない名前の聞き取りに疲れきった彼女は、ついに私の順番が回ってくると、案の定苛立っている。「又、アジアのおっさんか・・・(怒)」 私は、クレープの注文を済ませ名前を聞かれたので、すかさず「ジャン・ピエール!」と。 そうしたら、彼女は満面の笑みで「ジャン・ピエール!JPね!」と言って伝票に大きく”JP”と書いてくれました。いやぁ、私のフレンチネームも時には役に立つ!?
 

モンペリエでは、国ごとにホテルが分かれるのでプレツアーのメンバーとは離れ離れです。モンペリエのホテルに到着後少し時間があったので、まっちゃんと二人で街の散策へ。天気はそれほど良くなかったのですが、雨に降られずに散策できました。    

今日のディナーは、明日からのワークショップの前夜祭。参加者800名が一堂に会して賑やかに!
明日から2日間はワークショップです。


  

 ランデヴー・アン・フランス2016⑤ 2016.05.13 Fri

4日目の朝は早い。 というか、こっちに来ると毎日時差ボケで早く起きてしまうんです。 9時出発でしたが5時に目覚めて7時過ぎには朝食に。

ホテルは、サルラの旧市街のすぐ外側にある「プラザ・マドレーヌ」。

一応4ツ星ということですが、水回りやらいろいろ古臭さが残る田舎のホテルです。客室は現在随時改装中ということですので、今後はもっと快適になるかもしれません。立地は旧市街のすぐ外側ですので観光にも便利です。  


今日は朝から快晴。まずはサルラのウォーキングツアーへ。
といってもサルラ自体大きな街ではなく、昨日の朝市見学でほとんど通った場所をガイドさんの解説入りの案内で散策するという感じでした。

最近のサルラ観光の目玉の一つ、この町出身の有名な建築家ジャン・ヌーヴェルが設計したエレベーター!

10人乗り程度のエレベーターがそのまま展望台になるという斬新なもの。
賛否両論だそうですが、この日は天気もよくサルラの街並みが綺麗に見えたので、私的には賛成です(笑)
 

サルラの観光を終えると、ヴェゼール渓谷のラスコーの見学へ。
先にLe Thotという所にあるクロマニョン人センターで先史時代のお勉強。

昼食後、新しいラスコーⅣの建築現場で担当者のプレゼンテーションを聞いて、ラスコーⅡの見学へ。ラスコーⅣは2016年12月15日にオープンします。
今までのラスコーⅡでご覧いただけなかった洞窟部分の展示もあり(コピーですが)、スペースにも余裕ができるためより多くの観光客を迎えられると力説されていました。  

私はラスコーⅡも初めてでしたが、約2万年前の壁画ってすごいですよね。(コピーですが…)
本物のラスコーは私の生まれた年に損傷が激しいため閉鎖されたそうです。(さて何年でしょう?)

見学後バスに戻ると私たちのドライバーが、「俺は本物のラスコーに入ったよ!」と話し始めました。
彼の話では今回のようにラスコーⅡの見学でお客様を待っている時に、何やら作業着を着てライト付きヘルメットを被った一団に会ったので話しかけてみると「すごいところに行くけどお前も来るか?」と言って調査の一団に混じって入ったのだそう。

これって凄いですよね!びっくり!?  
サルラに戻って夕方2時間ほど自由時間があったので(珍しい!)、私は駅まで行ってきました。

弊社のお客様は少数の個人旅行の方も多いので、常に個人の場合はどうやってここに来れるのかを念頭に置かないといけません。  

旧市街から2キロですから、旧市街を抜けた先のホテルからは3キロくらいの道のりでした。

ボルドーからサルラへは列車で約2時間半1日に4~5本の直通便がありますので、日帰りも可能です。身軽な日帰りや1泊旅行なら徒歩でも十分ですが、大きな荷物がある場合は、前もってホテルでタクシーの予約をしてもらう必要があるでしょうね。弊社で手配させていただいたお客様にはもちろんタクシーの予約もさせていただきます。  
本日の夕食は、ワインバーでわいわいと!生演奏もありこのメンバーでの食事も最後ということもあり和やかに楽しくいただきました。

夕食後、数人でどこかに繰り出そうということになり、アキテーヌ観光局のM君が、「バーがあるみたいだからそこはどうかなぁ。」と雨が降る中、旧市街に歩き始めたのですが、結局日曜日でどこも閉まっていました。

結局、私の部屋で飲もうということになり、ボルドーで購入していたワインを空けて 夜中過ぎまで飲みました。皆基本的に傘を持っていないので(笑)ホテルに戻るころにはずぶ濡れで、 これなら最初から、部屋で飲めば良かったね~と。  
明日は、いよいよモンペリエに向け出発です。


  

 ランデヴー・アン・フランス2016④ 2016.05.11 Wed

昨日に続いて、ボルドー朝から快晴!

しかしながら私たちは、今日はサルラへ向けて出発します。
残念なことに、ドルドーニュ地方の天気予報は雨… バスで約2時間半かけて到着したサルラはやはり小雨でした今日は土曜日でサルラでは大きな朝市が開催されています。

まずは、待っていたサルラのガイド、カティアと一緒に朝市見学!

一通り朝市見学を終えたところで、カティアおすすめのお店でソーセージやフォワグラを試食させてもらいました。
ワインの試飲もしているといい気分になり、皆お買い上げ。まさに「誘い水」ですね。


朝市の見学が終わると、ドルドーニュ渓谷の典型的な美しい村「ラ・ロック・ガジャック」へと向かいました。
もちろん【フランスの最も美しい村】に登録されています。ドルドーニュには他にも8つの【フランの最も美しい村】に登録された村があります。

到着後、まずはドルドーニュ側に面したレストランで昼食をとりました。「La Belle Etoire」というホテル併設のレストランでしたが、お味も雰囲気も大変良かったです。

昼食が終わる頃には、降っていた小雨も上がり、雲の合間から日差しも。
午後は、クルーズでしたので、雨では大変だと思っていただけに本当に助かりました。

さてそのクルーズは、ラ・ロック・ガジャックの船着場から中世の時代からの運搬船【ガバール】を模したクルーズ船に乗り、約1時間。クルーズのガイドさんはフランス語ですが、ちゃんと日本語のイヤホンガイドも用意されていますので個人で行っても問題ないですね。

左右には小さな村やべナック城やカステルノー城など、本当にのどかなフランスの田舎の風景を楽しむことができます。


船から降りて、次に向かった先は、【マルケイサック庭園】。

あまり馴染みのないところですがユニークな形の庭園と高い場所からのドルドーニュ渓谷の展望が楽しめます。

園内に孔雀がいて綺麗な羽を見せてくれました。

又、この地方の屋根は、ライムストーンを積み上げた屋根なのです。 屋根がこんなに急勾配なのは、重いライムストーンの石屋根の重量を支える為だそうです。

夕食は、サルラでは美味しいと評判のビストロ「Aux Jardins d'Harmonie」で観光局の方を交えて、楽しくいただきました。

夕食後、ホテルのバーで、日本人の相棒”まっちゃん”と少し日本語を話すイギリス人”スチュアート”としばらく談笑して3日目のプログラムが終了しました。    


  


  

 ランデヴー・アン・フランス2016③ 2016.05.2 Mon

サンテミリオンにやってまいりました。まだまだブドウの葉は出てきておりませんが…

今日のお昼ご飯は、【シャトー・ラ・ドミニク】のレストラン。

この上の写真少し暗くてわかりづらいですが、シャトーの2階がレストランになっていて、パノラミックにサンテミリオンの畑が眺められる造りになっています。サンテミリオンの街の中ではなく、あのサンテミリオンの最高峰と言われる
【シャトー・シュヴァル・ブラン】の隣、サンテミリオンでは西の端に位置します。
お料理も大変おいしく、眺めも最高、気が付けば平日の昼というのに満席になっていました。人気なんですね。


昼食後は、このシャトーの見学とデギュスタシオン(試飲)。
このシャトーも、サンテミリオン・グランクル・クラッセですので、味も品質も間違いない! と思います。

<レストランのテラスからの眺め>  


ランチを済ませて、サンテミリオンの街の観光に出かけました。
サンテミリオンには過去何回か来ておりますが、ガイド付きで観光するのは初めてでした。  

天気も良く、サンテミリオンの地下で採掘されるライムストーンで造られた白色が美しく映えていました。驚きだったのが、石灰岩をくり抜いて造られたヨーロッパ最大の地下教会!今までその存在すら認識していませんでしたが、ガイドツアーでは実際に地下教会に入ることができます。

サンテミリオンは、サンチアゴの巡礼路でもあったので、小さな街中に教会や修道院も多くあります。

繊細なサンテミリオンのワインも、その巡礼の旅人たちによって広く知られるようになりました。

サンテミリオンは、フランスの赤ワインの中では女性好みのワインだと思います。  



【オステルリー・ド・プレゾンス】
サンテミリオンの街に溶け込むように造られた素晴らしいホテルです。テラス付きの客室も多く、街を眺めながらゆったりとした滞在がお楽しみいただけます。レストランはミシュラン1ツ星です。

本当なら、このホテルに宿泊したいところですが... 後ろ髪をひかれながらボルドーに戻りました。

ボルドーに戻ると息つく間もなく、ボルドーのデラックスホテル【インターコンチネンタル・ル・グラン・ボルドー】へ視察&夕食に出かけました。昨日とは違い今日は天気も良く心地よい夕方の散歩です。

【インターコンチネンタル・ル・グラン・ボルドー】はボルドーの正に中心大劇場の真ん前にあります。以前はリージェントグループでしたが、その後いくつかの変遷を経て現在はインターコンチネンタルグループです。

本当に最近のホテルって名前が頻繁に変わってややこしいったらありゃしない!?

視察の際に、このホテルの営業をしているエロディという方と名刺交換をしたのですが、どこかで見たような名前???
彼女に聞いてみると、マルセイユのインターコンチネンタルも担当しているそうで、昨年マルセイユにご案内したグループの予約時にメールで何度もやり取りしていたのが彼女でした!

お部屋は、それほど大きくないのですがしっかりとした造りです。

夕食はホテル内のブラッスリーでいただいて、夜景を見に行っていると途中で大声で騒いでいる人たちが道をふさいでいました… 今日は金曜の夜で若者たちが飲みに出てきているようでした、どこの国でも同じですね。

明日はドルドーニュ渓谷に向けて出発です!続きは次回に。


  

 ランデヴー・アン・フランス2016② 2016.05.2 Mon

2日目は昨日とは打って変わって晴天。絶好の観光日和。午前中はホテルを2軒視察しました。
旅行の中で、「どこに泊まるか?」というのはお客様の大きな関心事ですし、
アドバイスする者が本当にホテルを見ているかどうかで、アドバイスの内容も変わりますし、お客様の満足度にも影響しますので、私自身ホテル視察は重要な業務だと感じております。  
1軒目は、ルレ&シャトー加盟の【ラ・グラン・メゾン・ド・ベルナール・マグレ】。

昨年オープンしたこのシャトーホテルは、市内の中心部から車で10分ほどの住宅街にあります。オーナーのベルナール・マグレブはボルドー市域に4ヶ所のワインシャトーを所有しており、レストランはジョエル・ロビュションが手掛けており現在ミシュランの2ツ星です。客室は6室のみですので、個人のお客様、それもゆったりお過ごしになりたいお客様に最適のホテルです。もちろんオーナー所有のワインシャトー巡りもアレンジ可能です。

2軒目は、市内中心部のブティックホテル、【ホテル・ド・セーズ】。
こちらは全52室の中規模ホテルで、カンコンス広場まで徒歩2分という好立地と居心地の良いスペースが自慢のホテルです。お部屋はツインになるお部屋も多く、街歩きを存分に楽しまれたいご夫婦やハネムーナーからグループまで幅広く対応できます。
 

ホテルの視察の後は、市内をバスの車窓から観光しました。ジロンド川沿いの風景も美しい!

そのままサンテミリオンへ向かいます。 サンテミリオンでの昼食前に、少し寄り道。

さぁ、ここはどこでしょう???正解は・・・ポムロールの【シャトー・ペトリュス】です! 1本、ん十万円!?もする高級ワインを生産するシャトーです。同じポムロールのシャトー・ル・パンと並び世界で最も高額なワインと言われています。セパージュは、[メルロー95% カベルネ・フラン5%]と言われています。

どんな香りと味なのか、一度飲んでみたいものです。私たちは、当然ペトリュスは写真のみで、本日の昼食場所、【シャトー・ラ・ドミニク】のレストランへ移動しました。いや~、ここがなかなか良かったです!続きは次回に。

 

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